勉強法

ノート作りについて



語学の勉強は長期戦であるため、
必ず1冊以上は勉強用のノートを用意し、
そのノートを使って復習する時間を設けるということが大切です。


今回は

韓国語の勉強ってどんなノート作りをしたら伸びやすくなるんだろう。


という疑問にお答えしていこうと思います。


今まで300人以上の生徒さんに韓国語を教えてきた私が
生徒さんに実際におすすめしているノート術の中から、
特に使えるポイントに絞ってお話ししていきます!


「ノート作りで困っている」
という方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもノート作りって必要?


まずはポイントについてみていく前に、
「そもそもなぜノート作りをするのか?」
ノート作りのメリットとデメリットから見ていきましょう!!


実は私は学生時代から元々、
あまりノートを作ったりするのが好きなタイプではありませんでした。



しかし、語学の勉強はなんといっても長期戦。


さらには受験勉強などと違って、必ず必要な勉強でないこともあり、
いかにモチベーションを保って継続していけるか
というところも重要なポイントになってくるのです。


また語学の勉強では「復習」「反復学習」が
非常に大事な要素になってきます。


語学の勉強においては、
ノート作りも使い方によってはとても有益になってきます。

ひな

ノートを作る時にも一つ一つ意味のある勉強であることが大切です。

ノート作りのメリット

まずノートを作る目的、そしてメリットは主に3つあります。

★「復習」を効率よく進めれるようにするため。
★印象に残すため。(色やイメージなどを印象的にすることによって)
★手でノートに直接書き出してみることにより、
 頭の中の知識が整理されて深い理解につながる。

「復習」に役立つノート作りを意識


語学学習の一番大事な習慣は復習です。


自分が復習の際にノートを見返した時、
ひと目で内容がわかりやすくまとめられているノートにしておくことは非常に重要です。



私は韓国語の勉強の際、常に反復学習を意識して勉強をしていました。


「すでに覚えた」と思っているような知識も、
もう一度復習してみたら意外と忘れている部分が多かったりもします。


復習を意識して勉強に取り入れていくことは非常に大切で、
その中で、自分のつまずきやすいポイントだけをまとめておいたノートが1冊あれば

スムーズに復習も進められますので、効率の良い勉強につながります。

印象に残すためのノート作り


ノートを作る時には自分の個性に合わせて、
カラーや付箋などを組み合わせてノートを作っていくことで、
印象に残りやすくなります。

ひな

私も単語を見ると勉強した時のノートのページが思い出されたり、
視覚的な記憶が残っていることもあります。


自分なりにルールを決めてノートを作っていくことで、
印象にも残りやすくなり、知識の定着もしやすくなります。

深い理解につなげるためのノート作り


実際に自分で手を動かしながら、ノートを作っていくことで、
頭の中でごちゃごちゃしていた知識が整理できたり、
関連性がないと思っていた知識の関連性に気づき、
新たな発見が生まれることもたくさんあります。

ひな

ノートを何度も見返し、復習しながら勉強を進めていくことで
深い理解につながっていきます。

しかしノート作りにも
もちろんデメリットというのも存在しています。

ノート作りのデメリット

★時間がかかる
★語学の学習には役立たないノート作り
★見た目にこだわりすぎて内容が頭に入って来なかったり、
 ノート作り自体が勉強の目的になってしまうという落とし穴がある点。
★ただ写しているだけで満足して、勉強した気になってしまう点。


ノートを作る時にも、一つ一つ意味のある勉強であることが大切です。

よく伸びにくい人のノートを見ていると

・ノート作り自体が目的になってしまっている
・ただ同じ単語を何度も書き並べていたり、意味のない作業が多い
・教科書をそのまま写しただけになってしまっている
・復習がしにくいノートになっている

といったパターンがとても多いです。


韓国語を小学生の漢字の練習帳のように書き並べていても、
韓国語は伸びていきません。



漢字練習は「何度も書き綴ることによって漢字を綺麗にする」という
目的の上でああいった勉強法を取っていますよね!



今取り組もうとしている勉強は「語学の勉強」です。



ただ書き並べているだけでは、せっかく勉強していても、
時間の無駄になってしまいます。

「語学学習」には「語学学習にあった勉強法」があります。
それを忘れないように勉強していきましょう!!

教科書の内容をそのまま移し替えるだけであれば、
教科書を見たり、コピー機でコピーする方が断然効率がいいです。


またノート作り自体が目的になって、
ノートを使って復習や頭の整理ができなければ意味がありません。

自分が苦手な知識、自分が覚えられない単語、
自分が忘れず覚えておきたいポイントをまとめていくことがポイントです。


などなど、自分が学んだ内容のなかで気づいたことや忘れたくないもの、
をわかりやすく書き残しておくことが重要です。


綺麗なノートにしておくことは、モチベーションを保つため、
印象にこのるようにするためにもとても良いことですが、
そこにばかり意識が向きすぎることの無いようにだけ、注意しておきたいです!!




本日は単語をまとめる時のポイントと文法についてのノートのポイントに分けて
見ていきます。

単語のノート作り

ポイントを見開き1ページにまとめておくと復習が断然楽になる!


小さいノートでも大きいノートでも、
ポイントをなるべく見開き1ページなどに見やすくまとめておくと復習が断然楽になります。

1ページにその単語に関するポイントがまとまっているので、
会話で実際に使う時にも、必要な知識や注意したいポイントというのが
自然に頭にイメージとして浮かんできて、
間違いやすい使い方などにも注意しながら会話もできるようになります。


見開き1ページに情報を整理しておくことで、
頭の中でもノートにまとめた流れで情報が整理できるため、
いざアウトプットする時に効率よく情報が頭から引き出しやすくなります。

手書きが必要かどうか考えながらまとめる!

教科書や調べたサイトに載っていることをまとめておくことも大切ですが、
手で写さない方が見やすい部分などはコピーして、
あくまでも自分が気づいたことや、勉強した内容、ポイントとなる部分をよりわかりやすく
まとめるためのノートにしていくことが大切です。



みなさんがノートまとめをする目的は、「自分だけの情報庫」を作っておくことであり、
既存の情報を単に写し変える目的ではありません。

教科書やインターネットに載っている文をそのまま移し替えるのではなく、
自分なりに解釈しやすい文に書き直したり、より端的にまとめるなどして、
自分が見返した時に、必要な情報だけがパッと頭に入ってくるような
ノート作りをすることが大切ですね!

活用も意識しておこう!


活用の変化がややこしいものは、
活用まで書き出しておくと、いざ会話で使うのにも使いやすくなります。

「動詞などの活用が苦手です。」
「活用形は全て書き出してまとめた方がいいですか?」というお悩み相談もよく受けますが、
活用ができなければ実際の会話では単語を知っていることにはなりません。


難しく感じる活用があれば、
しっかりと書き出しておいて、何度も復習するようにしましょう。

単語の勉強でも例文はたくさん書き出そう

ひな

単語の勉強で以外と無視されがちなのが、例文ですが、
例文を使って使い方などを把握する作業は非常に重要になります。

単語を訳だけで覚えてしまって、
「実際使おうとすると全然違うニュアンスだった」などは
よくあることですが、それによって誤解が生まれてしまうのは嫌ですよね!

例文を見て単語も勉強していると、
例文から使う場面なども想像しやすくなるため、
こうした間違えにも気付きやすくなりますし、単語のニュアンスを掴みやすくもなります。



形容詞なども自分が想像している感情や意味合いと合っているのか
なども例文でチェックしておくといいですね。


市販の単語帳を選ぶ時にも、なるべく、例文が多くあるものを選ぶといいですね!

文法ノート作り

教科書の内容をそのまま写す勉強はしない!


単語ノート同様に、
手で写す必要のない部分はコピーしたりして、
余計な作業を作らないようにすることが大切です




細かい文法やルールなどは、
自分がわからなくなりそうな部分やポイントとなる部分、
反復学習の時に思い出すために最低限必要な範囲でまとめていきましょう。


細かいルールまで必要な場合は、インターネットの資料などを
コピーしてしまった方が効率がいいです。

ひな

本当に自分で写す必要があるものなのかどうか、しっかり考えながら
必要な勉強を選んでできるようにしていきましょう!!

教科書にある文や内容を、ルールなどを何も考えずにそのまま写していては
ノートを作る意味が全くありません。

ノート作りをするときには、
写しながら、頭の中を整理し理解を深めることが大切です。


写す必要のない部分は別の方法を使いましょう!

例文はたくさん使って勉強


ひとつ前の内容では、本当に自分で写す必要があるものなのかどうかを考えながら、
写す必要のないものに関しては、コピーしたりしつつ、
時間を有益に使いましょうというお話をさせていただきましたが、
逆に例文に関しては自分の手で、たくさん書き写すことを意識しておくといいですね!!



細かい文法のルールなどは、
インターネットのサイトなどにわかりやすく表にまとまっているものなども多いので、
コピーした方が見やすい場合も多く、
あえて自分で手で移していくメリットがありません。


しかし例やポイントに関しては、
読み方や文の構成なども一文一文しっかりと理解しながら、
見て行っていただきたいので、手で書き写すととても勉強になります。

ルールよりも実際の使われ方やニュアンスに深く目を向ける

文法に勉強では、「ルールをまとめるよりも、たくさんの例文などを使って、
実際の使われ方に目を向ける。」
ことが大切です。


語学の文法を効率よく覚えるイメージとしては、
「ルールを暗記する⇨例文で確認する⇨ルールに則っているのかを探す」
のではなく、


例文などをたくさん見て、聞いてみる
こういう風に使うんだ~となんとなくの感覚を掴む
ルールを確認してみて、細かい時制の違いなどにも目を向ける
また各時制の使い方なども例文で確認しながら自分でも使えるように意識して勉強する」

という流れが理想の流れです。

文法の勉強だからと言って、ルールから覚えればいいわけではないので、
例文など実際の使われ方という部分に1番の重きをおいて勉強を進めていくと、
効率よく勉強を進めることができます。

例外だけでセットでまとめておくのも役立つ!

助詞の使い分けなど、
日本語につられて間違ってしまいがちな部分については、
似たような使い分けや例外を一気にまとめておいても、勉強になります。

まとめ


まとめノートを効果的に利用することができれば、とても有用な勉強法の1つとなります。


しかし、ポイントを外したやり方をしてしまうと、
大切な勉強時間を無駄に使ってしまうことにもなりかねませんので、
意味のあるノート作りを意識していきましょう!

ひな

「ノートまとめをどういった目的でしているか?」ということを再確認しながら
ノート作りを進めていきましょう!